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今年もお灯篭の行事が始まりました

zenbose
8月2日
読了時間: 1分

『お灯篭』とは、愛媛県南予地方を中心に古くから伝わる仏教行事です。


亡き人にとって最初のお盆となる「初盆」は、本来ならば8月13日から15日までの三日間です。


ところが、私ども愛媛県南予地域では、中世(戦国時代)から、「三日ではとても足りない」として、初盆をひと月と定めてきました。この土地ならではの、先人たちの温かい智恵と申せましょう。


ご自宅には盆棚(精霊棚)を設え、故人をお祀りします。そして精霊棚の脇には、天井から五~六尺(約1.5~1.8メートル)ほどもある大型のお灯篭を吊り下げるのです。


七月末から八月始めにかけて、お盆の迎え火にあたる「灯し始め」の日には、住職が初盆宅を訪問し、お身内やご親類が集われる中、お灯篭に灯を入れて供養をいたします。


蓮の花や蝶をあしらった白い切り紙細工、金彩の紅葉など、すべて手作りで心がこもっています。灯りがともると、その姿は一段と美しく、故人を偲ぶご家族の想いを静かに照らし出すかのようです。



今年も、それぞれのお宅で初盆を迎えられるご家族のもとへ、お灯篭に灯をともしにお伺いました。これからのひと月間、故人を偲び、感謝を捧げる大切な時間となりますよう、私どもも心を込めてお勤めさせていただきます。

 
 

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